MUSICA CORPORATION Raicho Lucido
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lucido(ルシード)はイタリア語で「艶やか(あでやか)」。
クラシック音楽再生のために開発されました。
オーケストラの中で楽器が浮かび上がるようなサウンドステージ。
女性的なやさしさと暖かみをもつ音質。
最新の録音はもちろん、
過去の名演奏をもう一度聴きなおしてみたくなるオーディオシステムです。
プリアンプ Raicho Lucido-pri
デュアルモノラルパワーアンプ Raicho Lucido-power
フォノアンプ Raicho Lucido-phono
プリメインアンプ Raicho Lucido-int
雷鳥ルシード・シリーズカタログ pdf 2.5MB
Raicho Lucido シリーズ 共通の特徴
クラシックファンのために
Raicho Lucido(ライチョウ・ルシード)は
クラシックファンのためのオーディオシステム。
クラシック音楽の雄大さを再現することを目標に開発されました。
しかし、最近は小型スピーカー全盛です。
音量を上げることも難しく、スピーカーの距離を大きくとることも難しくなっています。
そんな環境下でもRaicho Lucido(ライチョウ・ルシード)は
大編成のオーケストラを雄大に再生し、
その中で楽器が浮かび上がるオーディオシステムです。
ノルウェー産天然石『エメラルドパール』のトップパネル
2つの筐体の上にはノルウェー産の天然石『エメラルドパール』使用されています。
エメラルドパールは分類上『貴石』に属します。
これは『石』と『宝石』の間に位置するものでとても高価な石材です。
厚さ5.5mmアルミ無垢削りだしパネル
Raicho Lucidoシリーズのフロントパネルはとても複雑な加工がされています。
アルミニューム無垢材から1枚1枚削り出していきます。
プラスチックや薄い鉄板を曲げた「パネルもどき」ではありません。
切削に使用する機械は、たたみ2畳程の大きさ。
高速に回転する刃物がアルミニュームを少しずつ削っていきます。
1枚のパネルを削るのに何十分もの時間を要します。
岐阜県西濃エリアは自動車産業や航空機産業が盛んなエリア。
こういった特殊技術をもつ協力工場でパーツを製造しています。
純国産・日本製
オーディオ機器は非常に高度な電子機器です。
日本の「ものづくり」は故障やバラツキの少なさで品質世界一になりました。
これは緻密な設計に加え、
長年培ってきた「ものづくり」に対するこだわりがあるからです。
musicaの製品は水と自然に恵まれた岐阜県・西美濃で製造されています。
例えばプリント基板。
当社で設計されたオリジナルのプリント基板は
当社と同じく岐阜県大垣市にある協力工場で生産されています。
この工場ではレクサスや北陸新幹線のプリント基板も生産しています。
プリアンプ Raicho Lucido-pri
Raicho Lucido-priはクラシック音楽を楽しむために新しい提案をするプリアンプ。
次の2つの大きな特徴があります。
1、2つの機能モジュール
2、常用トーンコントロール
2つの機能モジュール
Raicho Lucido-priは2つの筐体によって構成されています。
正面右側はアッテネーター部、左側はトーンコントロール部です。
これらは完全に独立しておりそれぞれに入力と出力があります。
この2つの機能モジュールを独立して使用することができます。
下記のような使用方法があります。
これは最も一般的な使用方法です。
全ての音源にトーンコントロールが入る形になります。
こちらはCDプレーヤーだけにトーンコントロールを使用する場合です。
CDの硬質な音を補正します。
同様にレコードプレーヤーだけにトーンコントロールを使用することも可能です。
アッテネーター部とトーンコントロール部に真空管バッファを挿入することができます。
他にも、真空管バッファを固定アッテネーターに置き換えて
高感度のスピーカーを使用する場合のゲイン調整とすることもできます。
古いアナログディスクをデジタルデーターとして残すときに、
カマボコ特性の音質を補正して録音することも良いでしょう。
ヘッドホンで音楽を楽しむ場合、低域不足になることがあります。
こういった場合にヘッドホンだけトーンコントロールを使用することができます。
常用トーンコントロール
Raicho Lucido-priには最新のトーンコントロールが搭載されています。
『シンプル・イズ・ベスト』『トーンコントロールは音を悪くする』というのは
20年も前の常識です。
最新素子によるトーンコントロールは音楽信号の劣化は極僅かで
『使用するデメリット』よりも『音色調整のメリット』がはるかに大きくなっています。
昔の雑誌の『トーンコントロールは使用してはならない!』を実践し、
バランスの悪い音を我慢して音楽を聴くことは必要でしょうか?
musicaは高品位なトーンコントロールによる常用トーンコントロールを提唱します。
古い音源で高域が足りない録音、
高域がキンキンうるさい録音、
中域ばかりが張り出した録。
録音には色々な『固有のクセ』があります。
これをほんの少し調整してやるだけで
音楽がとても楽しくなります。
そのためにトーンコントロールを積極的に活用する。
これが『常用トーンコントロール』です。
型 名 | Raicho Lucido-pri |
品 名 | プリアンプ |
トーンコントロール | 70Hz、1KHz、8KHz |
周波数特性 | 8Hz〜40KHz |
入 力 | RCA3系統 |
外形寸法 | W226mm × H68mm × D210mm |
内容物 | 電源アダプター |
標準小売価格 | ¥300,000(税別) |
パワーアンプ Raicho Lucido-power
出力60W+60Wのステレオパワーアンプ。
低域が物足りないデジタルアンプではなく、
しっかりと音の芯を再生するピュアアナログアンプです。
デュアルモノラルパワーアンプ
Raicho Lucido-powerはステレオパワーアンプですが、
アルミ削り出しのフロントパネルと天然石エメラルドパールのトップパネル以外は
Lch/Rchが完全に独立したつくりになっています。
電源回路、増幅回路はもちろん、
電源スイッチ、パイロットランプまでも左右に分かれた徹底ぶり。
モノラルアンプがパネルでつながっているという構造です。
本機はモノラルアンプの優位性を保ちつつ、
ステレオアンプの使いやすさを求めました。
効率的な放熱
ピュアアナログアンプの最大のデメリットは発熱です。
昔、大きなパワーアンプが触れなくなるほど熱くなっていたのを思い出します。
最新の回路では効率が上がり発熱量もずいぶん減少しました。
それでも大音量で再生し続けると発熱してきます。
従来のパワーアンプは放熱器を設けて熱を空気中に拡散さえていました。
本機ではケース全体から放熱される設計です。
増幅素子の温度が安定し、音質の向上の一助となります。
真空管バッファー回路
真空管はトランジスター、FET、IGBT等多くの半導体が開発された21世紀でも
たいへん魅力的な素子です。
その暖かな音色はアナログディスクの再生音に融合し
心休まる音楽を提供します。
真空管は過去のデバイスではありますが
現在でもミュージシャンが使用するギターアンプはほぼ100%真空管アンプであり
多くのミュージシャンが真空管の音に魅了されています。
型 名 | Raicho Lucido-power |
品 名 | パワーアンプ |
出力インピーダンス | 4オーム以上 |
周波数特性 | 8Hz〜40KHz |
入 力 | RCA 1系統 |
外形寸法 | W226mm × H68mm × D210mm |
内容物 | 電源アダプター |
標準小売価格 | ¥300,000(税別) |
フォノアンプ Raicho Lucido-phono
現在レコードは全米レコード協会が1954年に規格化した
RIAAカーブによって録音されています。
1960年頃まではレコード会社で異なる録音規格が使用されていました。
この録音規格は主なものだけでも10種類あります。
例えば英デッカレコードで使用されていたffrr。
1945年に規格化され、多くのクラシックの名演に使用されました。
この規格は現在の統一規格であるRIAAとは高域と低域の上昇/下降が異なります。
Raicho Lucido-phonoではターンオフ/ターンオーバーを
2つのツマミでそれぞれ微調整できるようにしました。
再生音を確認しながらの微調整が可能です。
また、60年代以降のレコードにも年代やレコード会社によって
固有の『クセ』があります。
これらを一挙に解決するのがターンオフ/ターンオーバーアジャスター機能です。
豊富なカスタマイズ
Raicho Lucido-phonoには豊富なカスタマイズ/オプションが用意されており
ユーザーの環境と使い勝手にあわせたシステムにすることができます。
ここには代表的なものをご紹介しますが、
それ以外のスペシャルリクエストにも出来る限りお答えしていきたいと考えています。
・バッテリー駆動 ¥30,000(税別)
本体にバッテリーを内蔵させます。外部電源からのノイズをカットします。
・RCAジャックを高品位なものに交換 1ヶ所につき¥10,000(税別)
ロジウムメッキを施したRCAジャックに交換します。
全部を交換することはもちろん必要な部分だけの交換もできます。
・専用オーディオボード ¥15,000(税別)
ノルウェー産の天然石エメラルドパールの専用オーディオボードです。
・配線材の交換 ¥10,000(税別)
配線材の一部をビニール線からテフロンワイヤーに交換します。
・入力の系統数を増やす 1ヶ所につき¥30,000(税別)
通常はMC1系統、MM1系統の2系統ですが、あともう1系統増設することができます。
・バランス出力を追加 ¥30,000(税別)
キャノンジャックによるバランス出力を増設することができます。
・負荷抵抗を高品位なものに交換 1ヶ所につき¥15,000(税別)
カートリッジの負荷抵抗を交換します。
・カートリッジの負荷インピーダンスの変更 ¥10,000(税別)
ハイインピーダンスのMCカートリッジ用に負荷抵抗を変更します。
尚、これらのカスタマイズ/オプションは当社ネットショップで販売しています。
これらのカスタマイズは購入時、購入後どちらでも可能です。
MM、MCに対応
MMカートリッジ、MCカートリッジのどちらのタイプでも使用できます。
型 名 | Raicho Lucido-phono |
品 名 | MM/MCフォノアンプ |
入 力 | RCA1系統(MCカートリッジ専用) RCA1系統(MMカートリッジ専用) |
再生特性 | RIAA |
出 力 | RCA1系統 |
外形寸法 | W226mm × H68mm × D210mm |
内容物 | 電源アダプター |
標準小売価格 | ¥300,000(税別) |
プリメインアンプ Raicho Lucido-int
出力20W+20Wのプリメインアンプ。
小音量でも芯のある音を楽しみたいという声から生まれたプリメインアンプです。
パッシブ型ラウドネスコントロール
人は小音量で音楽を再生すると低音と高音が聴き取り難くなります。
ラウドネスコントロールとはその音量に見合っただけ低音と高音を大きくすることによって
人間が聴こえる音のバランスをフラットするものです。
ラウドネスコントロール回路は大変複雑で多くの半導体素子を音楽信号が通過します。
その結果音楽信号が劣化し、ハイエンドオーディオでは使用されていませんでした。
musicaではコイルとコンデンサーの共振現象を利用することによって
増幅素子を使用しないパッシブなラウドネス回路を開発。
増幅回路がないため電源が必要なく、シンプルで高音質な回路になりました。
本機はラウドネスコントロールを連続可変するツマミを装備しています。
小音量でもオーケストラの迫力を実感していただけるものと思います。
小音量で最高の音質になるよう設計された増幅回路
最近ではパワーアンプの出力は100〜500wと大出力化しています。
ところがパワーアンプに使用されている増幅素子には
「おいしい帯域」が存在します。
僧服をするにあたってもっとも高品位に動作する帯域です。
100wのパワーアンプでしたら20〜50wあたりです。
音楽を小さな音量で再生するときに
一般的なブックシェルフスピーカーで必要なパワーは5〜10wです。
本機では小音量時にもっとも高品位になるように設計しました。
小音量時のクオリティをぜひお聴きください。
型 名 | Raicho Lucido-int |
品 名 | プリメインアンプ |
出力インピーダンス | 2オーム以上 |
周波数特性 | 8Hz〜40KHz |
入 力 | RCA 3系統 |
外形寸法 | W226mm × H68mm × D210mm |
内容物 | 電源アダプター |
標準小売価格 | ¥360,000(税別) |